menu

だしの旅in熊本・天草(前編)

こんにちは、萩市のうどん屋どんどんです。

さて、久しぶりにちゃんとブログを書きたいと思います。最近、時間がなく写真で誤魔化しているパターンが多いのですが、今回は気合を入れて書きます。しかも初のシリーズもの(?)です。今回は前編。

先日、タイトルにもあるように熊本へ行ってきました。熊本と一口に言ってもかなり広いので。
私が向かったのは、天草市牛深と言う場所。おそらくほとんどの方がピンとこないかも知れません。
地図でみるとこんな感じです。↓



熊本駅から西へ車で約3時間(途中休憩含む)。天草諸島の最西端にある街です。実はここ牛深は知る人ぞ知る、ウルメ節の大生産地なのです。そして、ウルメ節はどんどんのうどんの欠かすことの出来ない貴重な食材なのです。

今回訪れるきっかけは、どんどんに、昆布やウルメ節を卸して下さっている、だし屋さんとの会話から。

だし屋さん「一度、どんどんさんで使っているウルメ節を作っているところを見に、牛深へ視察に行きませんか?」
わたし「是非是非!!」

わりと軽い気持ちで返答したものの、いざ行くとなると熊本から車で約3時間という場所に、若干気後れしていたのも事実・・・。しかし、営業担当のMさんが必死で段取りを進めてくださり、なんとか彼の熱意に応えるべく、スケジュールの合間をぬって、熊本へ向かうことになりました。結果、日本のだしのルーツを知る、とても良い旅になりました(^^)。

さて、熊本へ。新山口駅から新幹線で、たったの1時間10分!熊本駅到着です。九州新幹線恐るべしです。

熊本駅では巨大なくまもんがお出迎え。テンション上がります!

改札を出たところで、だし屋さんご一行と合流しました。合計5名。ここからレンタカーで3時間の旅です。

熊本駅を訪れるのは2回目です。久しぶりに訪れると、駅は綺麗になり、街も結構な都会です。街の雰囲気的には広島の福山市くらいのかな〜?と思って調べてみたら熊本市の人口は73万人!!岡山市の72万人とほぼ同規模でした。いや、かなりの大都市です。

熊本駅を出発してひたすら西へ向かいます。

長距離の移動ですので、途中お昼休憩を挟みます。今回お昼に訪れたのがこちら。知る人ぞ知る熊本発の大チェーン「味千ラーメン」さんです。熊本を中心に国内に約60店舗、そして海外に600店舗(!)くらい展開されている、大きな会社です。(店舗数はHPからざくっと合計させてもらいました。若干の数字の違いはご容赦ください。)

この「味千ラーメン」さん。もちろん一番の売りはラーメンですが。熊本限定で発売している商品があるとのこと、それが、、、

「大平燕(たいぴーえん)」です。

味千さんのオリジナルメニューではなく、熊本ではあちこちで食べられるとのこと。百聞は一見にしかず、画像をご覧ください。


長崎ちゃんぽんっぽいですが、なんと麺に春雨を使っています。あっさり、おいしい、山口では決して味わえないメニュー。地域によって、こうも食文化が異なるものかと、大変勉強になりました。

ドライブは続きます。基本的に海沿いを走るのですが、とても風光明媚です。まず、海を挟んで対岸には、雲仙・普賢岳の雄大な景色が望めます。そう、ここは熊本。海を挟んで向こうは長崎です。

さらに、進むと天草には天草五橋(ごきょう)という5つの橋があります。それぞれ作りが異なります。橋を渡るたびに島々の絶景が広がり、飽きることがありません。同行のだし屋さんの工場長F氏が周辺の地理、文化に詳しく、都度都度、解説をしてくださるので、なんとも勉強になります。



また、写真には収められませんでしたが、周辺では車海老の養殖が盛んです。この時期は、水を抜いて砂を掘り返し太陽の光で土壌を殺菌する(!)という作業をあちこちで行っていました。世の中知らないことだらけです。

さて、そうこうするうちに時間がなくなってきました。まだ、牛深についていませんが、本日はここら辺で終えたいと思います。次回をお楽しみになさってください。来週必ず書きます!!